素敵なティーキャディのご紹介です。

こちらのお品はシルバープレート製で、底面のメーカーズマークから、Roberts&Belkのお品である事がわかります。（若干文字は上半分が薄れているのですが、魔法のランプのようなマークが特徴的な事からこのメーカーのお品と特定出来ます）

このメーカーの活動年代が1863 年から1901年。　厳密な製作時期の特定は難しいのですが1901年はヴィクトリア時代も最後の年ですので、ヴィクトリア時代後期のお品、と表すのが、（大まかではありますが）良いかもしれません。

サーペンタインの曲線美がエレガント。蓋のヒンジはフラッシュヒンジ（＝隠し蝶番　平らに組み合うように作られた蝶番で、製作に職人技を必要とし、このフラッシュヒンジが使われている銀器は英国ではクオリティが高いと言われています）が使われています。

外郭の曲線を縁取るビーディングや細かいブライトカットの彫りも美しく、ネオクラシカル※らしいシンプルな中にエレガントさが光るとても洗練されたイメージのティーキャディです。

大きめなのでビスケット入れとしても使えそうなサイズ感です。

サイズ◆387g　幅12.8cm　高さ12.5cm　奥行き9.7cm
コンディション◆ほぼエクセレント　銀の輝きの美しい極上のコンディションです。彫りは製作された当初よりは若干薄れがありそうですが、それでも全体にとても良い状態を保っていると思います。

※ネオクラシカルなデザインとは　
シンプルな中に美を追求したデザイン。左右対称的、ギリシャ・ローマ時代からの古典的な要素を多く使用。曲線を多く使用し非対称的で華やかさを重視したロココ調のデザインとは対照的なデザインとして扱われる