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【純銀】1899年 白蝶貝デザートカトラリー 4組 William Comyns
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【純銀】1899年 白蝶貝デザートカトラリー 4組 William Comyns
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素敵なカトラリーのご紹介です。

こちらのお品はハンドルが白蝶貝(マザーオブパール)製で、他部分が純銀にゴールドウォッシュをかけたものになります。

ナイフブレード及びフォーク裏にはホールマークが刻印されており、アセイオフィスでの検定により英国スターリングシルバー92.5%のお品である事が証明され、1899年にロンドンでデートレターを受けたお品である事がわかります。

メーカーはW.C William Comyns。 
繊細で個性的なデザインが特徴として知られている、英国銀器のメーカーの中でも少し特別な位置付けにあるメーカによるお品です。

William Comynsは得意とする繊細な透かし細工を多用しポプリボックスやジュエリーケース、透かしのスプーン、花瓶などの小物を多く作っている印象ですが、デザートカトラリーというのはなかなか珍しいと思います。

カトラリーというお品の性質上Comyns独特の透かし細工は使われてないものの、ハンドルとブレード・フォーク部の接続部のフェルール、そしてハンドル先端のキャップの繊細な小花や波模様の打ち出しあたりにWilliam Comynsらしさを感じられるお品。

手に取った時のずっしりとした重量感、そして全体のクオリティ感は素晴らしいです。

フォークは3本爪でやや細身ですがナイフはティーナイフ的形状ながらもやはりデザートカトラリーとしてのサイズのたっぷり感があり、ティーナイフとしてもデザートナイフとしてもご使用いただけます。

白蝶貝ハンドルも時代が古いものの方が厚みがある場合が多いのですが、このお品も1890年代製とあって、独特の縞模様がうっすらと入った一本一本個性のある白蝶貝が使われており、しっかりとした厚みがありクオリティが感じられます。

白蝶貝と純銀キャップ・フェルールもぴったりと馴染んでいて、手馴染み良く、見た目の美しさだけでなくとても使いやすそうなカトラリーです。(ゴールドウォッシュがかかっている為お磨きの時だけ少し注意していただく事が必要です。)

有名工房による美しい白蝶貝カトラリー、是非コレクションの一つに加えていただきたい英国アンティーク銀器の逸品です。

サイズ◆総重量305g ナイフ42g前後   フォーク37g前後
コンディション◆ほぼエクセレント 一本のナイフ先にわずかにあたりがありますが、全体にとても美しくアンティークとして申し分のない字良い状態だと思います。