素敵な英国銀器のイパーンをご紹介させていただきます。

こちらのお品はシルバープレート製のお品で、フレームに刻印されたメーカーズマークからHenry Wilkingson&Coのお品である事がわかります。
（1832年から続いたメーカーでヴィクトリア時代中頃以降を代表する名銀器メーカーの一つです）
このお品はいつ頃作られたものか、マークやメーカー名から知る事は難しいですが、アーツ＆クラフトやアールヌーボーの影響が感じられるスタンドのデザインからすると1900年代初頭ではないかと思います。

しっかりとした存在感がありながらも、小さめサイズが主張しすぎず使いやすい一品です（購入先のディーラーさん曰く、このようなサイズ感のお品は見つけるのがとても難しいのだそうです）

スタンドはかなりしっかりした作りですので、上のお皿を外すと他のお皿なんかを乗せても気分を変えてお楽しみいただけるかもしれません。

それぞれのお皿は、軽さを重視して作られたのか、作りが頑丈と言える程までではなく、故に所々わずかに透かしで切り出された部分に歪みが出ているところがありますが、もちろんこれは手に取って、触れてわかる程度のものであり、テーブル上でお使いいただいている時に目に付くようなものでは御座いませんのでご安心下さい。

お皿をスタンドに引っ掛けるためのハンドル(?)も、手で強く力を入れると曲げられるくらい繊細な作りで、割としっかりとした厚みのある銀器が好きな方には物足りない部分があるかもしれませんが、スタンドの作りの良さを考えるとお皿の軽やかな作りにもきっと理由があるのだろうと思います。

一つのお皿にピンでつついたような凹みがありますので画像をご参照いただけましたら幸いです。

以上のような、数点気になる部分はあるものの、本当に見た目が可愛らしくそして印象的でもあるとても素敵なアイテムだと思います。

シルバープレートの薄れなども見当たらず、銀をかけなおしたばかりのとても綺麗な状態のお品で、気持ちよくお使いいただけます。

サイズ◆高さ22cm 幅22.5cm 上のお皿の幅16.3cm 深さ5.4cm
三つの小皿の幅10.5cm 深さ2.8cm
コンディション◆ほぼエクセレント シルバープレートはかけ直してあり、極上のエクセレントコンディションです。　小さい小皿の一つに、針で突いたような小さな凹みがあります（写真をご参照下さい）