素敵なバターディッシュのご紹介です。

こちらのお品は英国アンティーク　シルバープレート製のお品で、底部分には”Made in Sheffield England”と刻印されています。

正確な製造年代はわかりませんが、1900年代中頃移行に流通した大量生産のロールトップのバターディッシュ（Queen Anne）よりも以前のもので、重量感もしっかりと有るとても良い作りのお品です。

蓋がサイドのねじで固定されていて、前面のつまみを持ち上げると中のバターディッシュの受け皿が出てくる仕組みです。
受け皿の下に氷を入れてバターを保冷したという話がありますが、真相はわかりません。

ビスケットウォーマーなんかはデザイン製の高さ、そして仕組みの巧妙さで知られていますが、このロールトップのバターディッシュというアイテムも、英国の銀器の中でも特に面白いものの一つだと思います。

四面を彩るシェルとお花のガーランドが愛らしく繊細で、アフタヌーンティーのテーブルをより華やかに彩ってくれそうですね。

バターだけでなく、チョコレートトリュフやマカロンなどにもぴったりの素敵なディッシュです。

サイズ◆幅20.5cm（両サイドのつまみ含む）奥行き15cm（前面のつまみ含む）
高さ14.3cm程度　内蓋サイズ　幅14cm 奥行き10.5cm

コンディション◆ほぼエクセレント 半分蓋を開けたところから前開にするところの動作が少し硬いようです。これはダメージというより、調整の時にそのように固定されたものと思います。
本体を指で支えながら蓋を押し進めていただけると、問題なく開く事が出来ます。（画像５枚目の、マカロンを乗せている写真の蓋の位置まではスムーズに開きます）
脚とガーランド部分はおそらく鋳造ですので、過度な煮沸などによるお手入れはダメージの原因になるかもしれませんので、どうしても重曹とお湯などでお手入れをされるという場合には蓋や中蓋部分のみで、残りの部分は柔らかい布と銀磨きなどで磨いていただくと良いかと思われます。


38000